心理検査の種類と特徴|知能・発達・人格・神経心理を整理

心理検査の種類と特徴|知能・発達・人格・神経心理を整理

心理検査の種類を知能検査・発達検査・人格検査・神経心理学的検査に整理。質問紙法・投影法・作業検査法の違い、保険診療の区分と算定のきまり、テストバッテリーの考え方まで、心理職をめざす人向けに解説します。

心理検査の種類は、測りたいものによって「知能検査」「発達検査」「人格検査」「神経心理学的検査」の4つに大きく整理できます。医療の現場では、診療報酬の区分(発達及び知能検査、人格検査、認知機能検査その他の心理検査)も同じ考え方で分かれています。この記事では、心理職をめざす方が最初に押さえたい検査の全体像と、保険診療での位置づけ、複数の検査を組み合わせるテストバッテリーの考え方を整理します。

この記事でわかること

  • 心理検査の種類を4つの軸で整理した全体像
  • 知能検査・発達検査・人格検査(質問紙法・投影法・作業検査法)・神経心理学的検査の代表例と使いどころ
  • 保険診療で心理検査がどう位置づけられているか(診療報酬の区分と算定のきまり)
  • テストバッテリーの考え方と、見習いが検査を学ぶときの順番

心理検査の種類を大きく分けると

まず全体像です。心理検査は、何を測るかで分けると見通しがよくなります。

心理検査とは何か

心理検査とは、一定の手順(標準化された手続き)にそって、人の知的能力・発達の様子・性格傾向・認知機能などを、できるだけ客観的に捉えるための道具です。インテーク面接をはじめとする面接や行動観察と並ぶ、心理的アセスメントの情報源のひとつです。

公認心理師法第2条は、公認心理師の業務の最初に「心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し、その結果を分析すること」を挙げています。心理検査は、この観察と分析を支える手段のひとつです。ただし、検査だけで人を理解できるわけではなく、面接や生活歴、行動観察の情報とあわせて読むことが前提になります。

4つの種類と選ぶときの軸

種類の分け方は資料によって少しずつ違いますが、この記事では次の4つで整理します。

  • 知能検査: 知的能力の水準や、認知の得意・不得意の偏りを調べる
  • 発達検査: 乳幼児期から児童期を中心に、運動・言語・社会性などの発達の様子を調べる
  • 人格検査: 性格傾向、感情や対人関係のもち方、ストレスへの反応のしかたなどを調べる
  • 神経心理学的検査: 記憶・注意・遂行機能・言語など、脳の働きに関わる認知機能を調べる

実際の検査選びでは、種類のほかに次の軸も確認します。

  • 対象年齢(乳幼児・児童・成人・高齢者)
  • 実施の形式(個別に行うか、集団で行えるか)
  • 所要時間と本人の負担
  • 実施や解釈に必要な研修・経験(検査ごとの手引で確認します)

大学院の授業では、検査の種類と目的のほか、測定の限界(誤差や偏り)も一緒に学びます。検査結果は絶対的な答えではなく、仮説をつくるための材料として扱います。

子ども向けと大人向けの違い

子ども向けと大人向けでは、使われる検査が大きく異なります。大まかには次のように分かれます。

  • 乳幼児から児童: 発達検査(新版K式発達検査、遠城寺式乳幼児分析的発達検査、津守式乳幼児精神発達検査など)、子ども向けの知能検査(WISC、WPPSIなど)
  • 成人: 成人向けの知能検査(WAIS)、人格検査、神経心理学的検査
  • 高齢者: 認知機能のスクリーニング(長谷川式知能評価スケールやMMSEなど)や、記憶検査

同じ名前の検査でも、版や適用年齢が違います。使う前に、その検査の手引で対象年齢と実施条件を必ず確認してください。

知能検査の種類

知能検査は、全体的な知的水準と、領域ごとの得意・不得意を数値や指標で示す検査です。個別式の代表的な系統は2つあります。

ウェクスラー式(WISC・WAIS・WPPSI)

ウェクスラー式は、全体の知能指数のほかに、言語理解や処理速度といった複数の指標を出し、認知の特徴のばらつきを見る形式です。子ども向けがWISC、成人向けがWAIS、幼児向けがWPPSIです。

診療報酬の通知では、WISC-III・IV・Vや、WAIS-III・IVが「操作と処理が極めて複雑なもの」に分類されています。検査と結果処理に時間と手間がかかる検査、という位置づけです。

ビネー式(田中ビネー知能検査V・鈴木ビネー式)

ビネー式は、年齢に応じた課題で知能の水準を捉える系統です。診療報酬の通知では、田中ビネー知能検査Vと鈴木ビネー式知能検査は「操作が複雑なもの」に分類されています。

認知処理のしかたを見る検査(K-ABC、DN-CAS)

知的水準の高低だけでなく、情報の処理のしかた(継次処理・同時処理、プランニングなど)を見る検査もあります。K-ABC IIやDN-CAS認知評価システムは、診療報酬の通知では認知機能検査その他の心理検査の区分に入っています。名前は知能検査に近くても、診療報酬の区分では別になる点は、あとで説明します。

発達検査の種類

発達検査は、主に乳幼児から児童を対象に、運動・言語・認知・社会性などの発達の進みぐあいと、領域ごとのばらつきを調べる検査です。

検査の例

診療報酬の通知に「発達及び知能検査」として挙げられている発達検査には、次のようなものがあります。

  • 新版K式発達検査(操作が複雑なものに分類)
  • 遠城寺式乳幼児分析的発達検査(操作が容易なものに分類)
  • 津守式乳幼児精神発達検査(操作が容易なものに分類)
  • ベイリー発達検査、Vineland-II日本版(操作が複雑なものに分類)

発達検査では、本人に直接課題を行ってもらう方式と、保護者など身近な人から様子を聞き取る方式があります。どちらが使われているかで、得られる情報の性質が変わります。

発達障害の心理検査

発達障害が疑われるときにどんな心理検査が使われるかは、関心の高いテーマです。発達障害の理解には、知能検査や発達検査のほか、行動の評定尺度や面接が使われます。診療報酬の通知には、自閉スペクトラム症に関する評定尺度やスクリーニングとして、PARS-TR、M-CHAT、AQ日本語版、MSPAなどが認知機能検査その他の心理検査の区分に挙がっています。

学習障害のうち読みに関わる困難については、診療報酬の通知に、特異的読字障害を対象にした音読検査も挙がっています。いずれにしても、ここで大切なのは、検査の数値や得点だけで診断が決まるわけではないという点です。診断は医師が、生育歴・現在の様子・面接・行動観察・検査結果を総合して行います。心理職は、その判断の材料となる情報を整理して伝える役割を担います。

ADHDの心理検査

ADHD(注意欠如・多動症)についても、検査の数値だけで診断が決まるわけではありません。実際には、知能検査(WISCやWAISなど)で認知の特徴を見ながら、行動の評定尺度や、本人・家族への面接を組み合わせます。診療報酬の通知で認知機能検査その他の心理検査の区分に挙がっているADHD関連の検査には、成人期の症状を振り返るWURS(Wender Utah Rating Scale)があります。区分は「簡易なもの」ではない側のものです。診断は医師が行い、心理職は検査と面接で得た情報を整理して伝えます。

人格検査の種類

人格検査は、性格傾向や感情、対人関係のもち方などを調べる検査です。方法の違いから、質問紙法・投影法・作業検査法の3つに分けて学ぶのが一般的です。

質問紙法

質問紙法は、あらかじめ用意された質問項目に本人が回答する方法です。実施と採点が比較的しやすく、多くの人を対象にできます。

  • Y-G矢田部ギルフォード性格検査
  • TEG(東大式エゴグラム)
  • MMPI、MMPI-3
  • 16P-F人格検査、EPPS性格検査

メリットは、実施・採点の手続きが標準化されていて、結果を数値で比較しやすいことです。一方で、本人の自己認識に基づく回答なので、答え方の傾向(よく見せたい、悪く見せたいなど)の影響を受けることがあります。

投影法

投影法は、あいまいな刺激(インクのしみ、絵、未完成の文章など)に対する反応から、本人の内面の特徴を読み取る方法です。

  • ロールシャッハテスト
  • TAT絵画統覚検査、CAT幼児児童用絵画統覚検査
  • P-Fスタディ(絵画欲求不満テスト)
  • SCT(文章完成法)
  • バウムテストなどの描画テスト

質問紙法とくらべて、本人が自覚していない側面にも触れられる可能性があります。一方で、実施・整理・解釈に熟練が必要で、解釈者による違いが出やすいという課題が指摘されます。学ぶ際は、手引だけでなく、スーパービジョンや事例検討で解釈の根拠を言葉にする練習が欠かせません。

作業検査法

作業検査法は、一定の作業(計算など)を続けてもらい、その作業の量や変化から、行動の特徴や作業の取り組み方を見る方法です。内田クレペリン精神検査が代表的です。

診療報酬の通知では、内田クレペリン精神検査は人格検査ではなく、認知機能検査その他の心理検査の区分に入っています。学問上の分類と診療報酬の区分が一致しないことがあるため、保険診療に関わる場面では、区分を通知で確認する習慣をつけてください。

うつ病・不安などの心理検査(症状評価尺度)

うつ病や不安の評価に使う検査も、人格検査とは分けて考えます。うつや不安の程度を測る質問紙は、性格を見る人格検査とは目的が異なり、症状の重さや変化を把握するための評価尺度として使われます。診療報酬の通知では、SDSうつ性自己評価尺度、CES-Dうつ病(抑うつ状態)自己評価尺度、HDRSハミルトンうつ病症状評価尺度、STAI状態・特性不安検査、POMS、IES-Rなどが、認知機能検査その他の心理検査の区分に挙がっています。

統合失調症などの精神疾患についても、心理検査は診断を決めるためというより、現在の状態や強み・弱み、支援の方針を考える材料として使われます。

神経心理学的検査の種類

神経心理学的検査は、記憶・注意・遂行機能・言語・視空間認知など、脳の働きに関連する認知機能を調べる検査です。認知症や高次脳機能障害、発達の特性の評価などで使われます。

認知症の心理検査

認知症に関わる心理検査は、スクリーニング(ふるい分け)と、詳しく調べる検査を分けて考えると整理しやすくなります。

  • スクリーニング: 長谷川式知能評価スケール、MMSE、MoCA-Jなど。短時間で認知機能の低下の疑いを見つける
  • 記憶・遂行機能などを詳しく調べる検査: 三宅式記銘力検査、ベントン視覚記銘検査、WMS-R、WCSTウイスコンシン・カード分類検査、BADS、リバーミード行動記憶検査など

診療報酬の通知では、長谷川式知能評価スケールやMMSEは「簡易なもの」に分類されています。

高次脳機能・言語に関する検査

失語症や高次脳機能障害の評価には、標準失語症検査、標準高次視知覚検査、標準注意検査法など、専門性の高い検査が用意されています。これらは主に医療機関のリハビリテーションの領域で使われます。大学院生の段階では、「こうした検査がある」と存在を知り、関心のある領域でより詳しく学ぶ、という進め方で十分です。

心理検査の種類と保険診療での位置づけ

心理検査は、精神科・心療内科などの医療機関で医師の診療の一環として行われる場合に、診療報酬の対象になります(病院で働く心理職の役割は、病院の心理士の仕事内容も参考になります)。ここは制度として決まっている部分なので、厚生労働省の公表資料で確認します。

診療報酬の区分(D283・D284・D285)

令和8年6月1日から適用されている医科診療報酬点数表では、臨床心理・神経心理検査として次の3つの区分があります。

  • D283 発達及び知能検査
  • D284 人格検査
  • D285 認知機能検査その他の心理検査

それぞれに、検査の手間によって「操作が容易なもの」「操作が複雑なもの」「操作と処理が極めて複雑なもの」の区分があり、点数は80点、280点、450点です(D285の「操作が容易なもの」は、疾患の早期発見を主な目的とする「簡易なもの」と「その他のもの」に分かれ、どちらも80点)。簡易なものは、通知で原則3月に1回に限り算定するとされています。

通知の区分の目安は、検査と結果処理に要する時間で、「操作が容易なもの」は概ね40分以上、「操作が複雑なもの」は概ね1時間以上、「操作と処理が極めて複雑なもの」は1時間30分以上とされています。

どの検査がどの区分に入るかは、通知に検査名で列挙されています。たとえば、WISCやWAISは「操作と処理が極めて複雑なもの」、ロールシャッハテストやTATも「操作と処理が極めて複雑なもの」とされています。区分の一覧は改定のたびに見直されるため、実際に使う前に最新の通知で確認してください。

算定のきまり(実施者・複数検査)

通知には、算定にあたってのきまりが書かれています。

  • 検査は、個人検査用として標準化され、確立された方法で行う
  • 臨床心理・神経心理検査は、医師が自ら、または医師の指示により他の従事者が自施設で検査と結果処理を行い、その結果に基づいて医師が自ら結果を分析した場合にのみ算定する
  • 医師は診療録に分析結果を記載する
  • 同一日に複数の検査を行っても、主たるもの1種類のみの所定点数で算定する

つまり、保険診療の枠組みでは、公認心理師などが検査を実施する場合でも、医師の指示と、医師による結果の分析が算定の条件になっています。また、公認心理師法第42条第2項は、支援を要する者に主治の医師がいるときは、その指示を受けなければならないと定めています。

なお、通知には、令和10年5月31日までの間、一定の要件に当てはまる人を公認心理師とみなす経過措置も書かれています。就職先の求人や実務では、この点も確認しておくとよいでしょう。

保険適用の自己負担はいくらか

診療報酬は、点数に10円を乗じた額で計算されます(厚生労働省の公表資料では、1点の単価は10円と説明されています)。たとえば450点の検査なら、診療報酬は4,500円にあたります。患者さんが窓口で支払う自己負担は、この額に年齢や所得に応じた負担割合(1〜3割など)をかけた額が目安で、ここに初診料や再診料、ほかの検査料などが加わります。公費制度が使える場合もあるため、個別の金額は医療機関に確認するのが確実です。

教育センターや児童相談所、民間の相談機関などで行う検査は、保険診療ではなく別のしくみで実施され、費用や手続きも異なります。

テストバッテリーの考え方

テストバッテリーとは、ひとつの検査だけでなく、複数の検査を組み合わせて、多面的に人を理解しようとする方法です。

なぜ複数の検査を組み合わせるのか

ひとつの検査で捉えられるのは、人のごく一部です。知能検査だけでは性格や対人関係は見えにくく、質問紙だけでは本人が気づいていない側面が出にくい、というように、それぞれ得意・不得意があります。そこで、目的に応じて検査を組み合わせ、結果の一致やずれも手がかりにして、全体像を考えます。

心理的アセスメントは、背景情報・面接・観察・心理検査を組み合わせて、多角的に現在の状態を捉え、支援の方針を立てる過程です。検査は、その一部です。

組み合わせの考え方

組み方は、依頼の目的、対象の年齢、本人の体力や集中力、医療機関や施設の決まりによって変わります。考える順番の例は次のとおりです。

  • 何を明らかにしたいか(依頼の目的)を確認する
  • 面接や既存の情報で、すでにわかっていることを整理する
  • 足りない情報を補える検査を、種類の異なるものから選ぶ
  • 本人の負担(所要時間、疲労)に配慮して、数と順番を決める

検査の数が多いほどよいわけではありません。目的に対して不要な検査は、本人の負担になります。具体的な組み合わせは、所属先の標準的な運用や、スーパーバイザーの助言をもとに決めます。

検査後のフィードバックと所見

検査は、実施して終わりではありません。結果を整理し、依頼元や本人にわかる言葉で伝えるところまでが仕事です。報告書や所見の書き方は、心理検査の所見の書き方で詳しく整理しています。

見習いが心理検査を学ぶときの進め方

最後に、これから検査を学ぶ方向けに、順番の考え方をまとめます。

実施の前に学んでおきたいこと

  • 検査の種類と目的、限界(誤差、文化や言語の影響)
  • 心理測定の基礎(信頼性、妥当性、標準化)
  • 守秘義務と個人情報の扱い(公認心理師の守秘義務の例外や罰則も確認しておきます)
  • 検査用具や問題の管理(外部に出さない、公開しない)

検査の問題、採点基準、図版などは、著作権や検査の有効性を守る観点から、公開・転載しないのが原則です。勉強会やSNSでも、具体的な項目や図版の内容は書かないようにしてください。

学び方の例

  • 大学院の授業や演習で、検査の手引を読み、検査者・被検査者の役割を交代して練習する
  • 実習先で、検査の実施の見学、結果処理の補助から始める
  • 先輩やスーパーバイザーに、実施の様子と結果の読み方を見てもらう(スーパービジョンの受け方も参考になります)
  • 事例検討会で、検査結果を面接の情報とつなげて考える練習をする

実際に人に検査を行うのは、所属先の規程と指導者のもとで、段階を踏んでからです。倫理や法令がからむ場面では、関係法令と所属先の規程を確認し、必要に応じて上司やスーパーバイザーなどに相談してください。

よくある質問

Q. 心理検査にはどんな種類がありますか?

大きく、知能検査、発達検査、人格検査、神経心理学的検査に分けて考えると整理しやすくなります。人格検査はさらに質問紙法、投影法、作業検査法に分かれます。診療報酬では、発達及び知能検査、人格検査、認知機能検査その他の心理検査の3区分です。

Q. 知能検査と発達検査はどう違いますか?

知能検査は、知的能力の水準や認知の特徴を調べる検査で、ウェクスラー式とビネー式が代表的です。発達検査は、乳幼児から児童を中心に、運動・言語・社会性など発達全体の進みぐあいを調べます。診療報酬では、どちらも「発達及び知能検査」の区分に入ります。

Q. 人格検査の質問紙法・投影法・作業検査法の違いは何ですか?

質問紙法は質問への回答、投影法はあいまいな刺激への反応、作業検査法は一定の作業の様子から、それぞれ人の特徴を捉えます。得意なこと、限界、実施や解釈に必要な経験が違うため、目的に応じて使い分けたり、組み合わせたりします。

Q. 心理検査は保険適用になりますか?

医療機関で、医師の診療の一環として行われる場合は、診療報酬の対象になります。点数は検査の区分ごとに決まっていて、医師が結果を分析することなどが条件です。教育や福祉の機関で行う検査は、別のしくみになります。

Q. 心理検査は誰が行うのですか?

心理検査は、公認心理師や臨床心理士などの心理職が行うことが多い業務です。医療機関で保険診療として行う場合は、医師の指示と、医師による結果の分析が算定の条件になります。実施に必要な研修や経験は、検査や所属先の規程で異なります。

Q. テストバッテリーとは何ですか?

複数の心理検査を組み合わせて、ひとつの検査では見えない側面を補い合う方法です。目的、年齢、本人の負担をふまえて、種類の異なる検査を選びます。

まとめ

  • 心理検査の種類は、知能検査・発達検査・人格検査・神経心理学的検査の4つで整理でき、人格検査はさらに質問紙法・投影法・作業検査法に分かれる
  • 保険診療では、発達及び知能検査、人格検査、認知機能検査その他の心理検査の3区分で、医師の指示と分析が算定の条件になっている。区分に入る検査名は通知で確認する
  • 心理検査は、ひとつで人を決めつけるものではなく、面接や観察とあわせ、テストバッテリーとして多面的に使う

心理検査の種類を理解することは、検査を学ぶ最初の一歩です。次は、関心のある領域の検査の手引を読み、指導者のもとで実施と解釈を段階的に練習していきましょう。

参考にした公的資料は、次のとおりです。