メンタライゼーションとは?MBTと臨床での使い方を整理

メンタライゼーションとは何か、MBTの研究と基本姿勢、愛着や共感との違い、プリメンタライジング・モード、面接での問いかけを、現役心理職向けに文献に基づいて整理します。
メンタライゼーションとは、自分や他者の行動を、その背後にある心の状態(思考、感情、欲求、信念など)と結びつけて理解し、意味づける働きのことです。臨床では、この働きが強い感情や愛着の不安で崩れる場面に注目し、それを支えるための視点として使われます。この記事では、現役の心理職に向けて、定義、MBT、愛着との関係、プリメンタライジング・モード、面接での問いかけの考え方を整理します。
この記事でわかること
- メンタライゼーション(メンタライジング)の定義と、提唱者・主要文献
- MBT(メンタライゼーションに基づく治療)の位置づけと、治療者の基本姿勢
- 愛着との関係と、メンタライジングが育つ仕組み
- プリメンタライジング・モード(心的等価・プリテンド・目的論的)の見分け方
- 面接でのメンタライジング的な問いかけを、一般化して考えるヒント
メンタライゼーションとは
用語の意味と、似た言葉との関係を押さえます。
メンタライゼーションとメンタライジングの違い
日本の文献では「メンタライゼーション」と「メンタライジング」がほぼ同じ意味で使われています。英語ではそれぞれ mentalization、mentalizing で、名詞として概念や理論を指すときは前者、働きや動作として語るときは後者が選ばれる傾向がありますが、厳密に使い分けない文献も多くあります。この記事でも、文脈に応じて両方を使います。
また、同じ文脈で「省察機能(Reflective Function)」という用語が使われることがあります。特に養育者を対象にした研究では、メンタライゼーションと互換性のある語として省察機能が用いられることが多いとされています。
定義:心の状態と行動を結びつけて理解する
メンタライゼーションは、自己と他者の行動を、心理状態(思考、欲求、願望、信念、空想など)と関連するものとして捉え、解釈すること、と定義されます。ベイトマンとフォナギーの2004年の著作(邦訳は2008年)に基づく説明です。原因や影響、意味を含む「ストーリー」を心の中で組み立てる作業、とも言い換えられます。
よく引かれる言い方に「心で心を思うこと(holding mind in mind)」があります。「自分自身を外側から眺め、他者を内側から眺める」という表現とあわせて、アレンとフォナギーの文献で紹介されています。
メンタライゼーションは、共感、心の理論、マインドフルネスなどの既存の概念と重なる部分をもつ包括的な概念です。そのなかで、自分の心の状態と他者の心の状態を関連づけて内省する点を重視するところに独自性がある、と整理されています。
メンタライジングと共感・心の理論の違い
共感は、相手と同じような気持ちを感じ取る働きを中心にした言葉です。心の理論は、他者に信念や意図があると理解する認知の働きとして、主に発達研究で使われてきました。メンタライジングは、その両方を含みつつ、自分の心にも他者の心にも向けられること、感情と認知の両面を行き来すること、状況によって働きが揺れ動くことまでを視野に入れた概念です。
臨床で区別しておくと役に立つのは、「相手の気持ちが読めること」と「相手の心に関心を向け続けられること」は同じではない、という点です。他者の意図を素早く推測できても、確かめずに決めつけるなら、メンタライジングが十分に働いているとは言いにくいでしょう。
提唱者は誰か:フォナギーとベイトマン
臨床で使われるメンタライゼーションの理論は、英国のピーター・フォナギー(Peter Fonagy)と、アンソニー・ベイトマン(Anthony Bateman)らによって発展しました。土台にあるのは精神分析と愛着理論で、1990年代、境界性パーソナリティ障害を対象にしたMBTを組み立てる過程で理論として形づくられました。
主要文献として、次のものがよく挙げられます。書誌は国立国会図書館の所蔵情報で確認したものです。
- A.ベイトマン、P.フォナギー著、狩野力八郎・白波瀬丈一郎監訳『メンタライゼーションと境界パーソナリティ障害:MBTが拓く精神分析的精神療法の新たな展開』(岩崎学術出版社、2008年)
- J.G.アレン、P.フォナギー、A.ベイトマン著、狩野力八郎監修、上地雄一郎ほか訳『メンタライジングの理論と臨床:精神分析・愛着理論・発達精神病理学の統合』(北大路書房、2014年)
- 上地雄一郎『メンタライジング・アプローチ入門:愛着理論を生かす心理療法』(北大路書房、2015年)
- 池田暁史『メンタライゼーションを学ぼう:愛着外傷をのりこえるための臨床アプローチ』(日本評論社、2021年)
メンタライゼーションの4つの次元
ベイトマンとフォナギーは、メンタライゼーションに4つの次元があると整理しています。どちらかの極に偏らず、バランスよく行き来できることが、効果的なメンタライゼーションとされています。
- 自己と他者:自分の心の状態に目を向けるか、他者の心の状態に目を向けるか
- 黙示的と明示的:直観的・自動的に行われるか、意識的・意図的に行われるか
- 感情と認知:感情に注意を向けるか、思考に注意を向けるか
- 外的と内的:観察できる手がかり(表情、声、姿勢など)に注目するか、観察できない心の状態を想像するか
臨床では、クライエントや自分がどの極に偏っているかを考えると、面接で何を足せばよいかの手がかりになります。たとえば、感情の話ばかりで状況の整理が進まないときは認知の側を、出来事の説明ばかりで気持ちが出てこないときは感情の側を、そっと補うといった具合です。
愛着との関係:メンタライジングはどう育つか
メンタライゼーションは、愛着と切り離せない概念です。発達の仕組みと臨床上の意味を整理します。
養育者のミラーリングを通して育つ
ベイトマンとフォナギーの説明では、乳児はまだ言葉を持たず、自分の心の状態を情動反応として表します。養育者はその行動の背後にある乳児の心の状態を推測し、それを表情や声、言葉で返します(ミラーリング)。乳児はそれを受け取り、自分の心の状態の表象として内在化することで、メンタライジングの力が育っていくと考えられています。
国内の文献の整理(韓・興津、2025)によれば、日本人大学生を対象にした研究でも、安定した愛着をもつ人はメンタライジング能力が高い傾向が示されています。
ミラーリングがうまくいかないとき
養育者のメンタライジングがうまく働かず、子どもの心の状態とずれた反応が返され続けると、子どもはそのずれた反応を自分の一部として取り入れることがあります。これは「ヨソモノ自己(alien self)」と呼ばれ、自分の本来の感情を同定したり調整したりする難しさにつながるとされています。
ただし、これは理論上の説明で、個々のクライエントの背景をこの図式に当てはめて断定することは避けてください。養育歴の話は、本人が語る範囲で、仮説として丁寧に扱うのが基本です。
愛着システムが活性化すると、メンタライジングは落ちやすい
メンタライジングは、いつも一定に働くわけではありません。強い感情が生じたとき、特に愛着の関係で不安が高まったときに、制限されやすいとされています。
同じクライエントでも、落ち着いているときは自他の心を考えられるのに、関係が揺れた場面では急に難しくなることがあります。「できる・できない」という固定した特性ではなく、「どんな状況で、どの程度保たれるか」という流動的な機能として見るのが、この理論の特徴です。
認識的信頼(epistemic trust)とのつながり
近年のフォナギーらの論考では、認識的信頼(epistemic trust)という考え方が重視されています。他者から伝えられる知識を、自分に関係があり信頼できるものとして受け取れるかどうか、という構えのことです。フォナギーとアリソン(2014年、Psychotherapy 誌)は、治療関係におけるメンタライジングと認識的信頼の役割を論じ、MBTに限らず、効果的な心理療法には「メンタライズする治療者」が共通して含まれると述べています。
面接に置きかえると、相手の心を丁寧に理解しようとする治療者の姿勢が、助言や新しい見方を受け取れる土台になる、という見方です。助言が届かないと感じるときは、内容より先に、関係の中で「わかってもらえている」感覚が育っているかを振り返る手がかりになります。
トラウマや発達障害との関係
メンタライジングは、トラウマや自閉スペクトラム症(ASD)を論じる文脈でも使われますが、意味の重心は文脈によって違います。
自閉症の研究では、フリス(2001年、Neuron 誌)のように、欲求や信念などの心の状態を自他に帰属させる能力をメンタライジングと呼び、社会的コミュニケーションの困難との関係を論じてきた流れがあります。こちらは心の理論に近い、認知の働きとしての使い方です。一方、愛着やトラウマの文脈では、強い感情や関係の不安のもとで働きが揺れる、という流動的な面が強調されます。
どちらの文脈でも、「メンタライジングが弱い」という言い方を、本人の特性へのラベルとして使わないことが大切です。発達特性の評価や診断は、医師や専門の検査による判断が前提になります。
プリメンタライジング・モードとは
メンタライジングが崩れたときに現れる心のあり方を、プリメンタライジング・モード(前メンタライジング・モード)と呼びます。国内の文献では、次の3つに整理されています。
心的等価モード
心の中で体験していることを、そのまま現実と捉えるモードです。他の見方が難しくなり、「そう思った=それが事実」という確信になります。夢やフラッシュバックの体験、妄想状態などが例に挙げられます。
たとえば、「あの人は私を嫌っている」という感覚が、確認のしようがないまま動かない事実のように感じられる場合が、このモードに近いと考えられます。
プリテンド・モード
心の世界が現実から切り離されて語られるモードです。内省的な言葉は並んでいても、それが実際の気持ちや行動とつながっていません。
たとえば、洞察のような言葉が流暢に語られるのに、自傷などの行動は変わらないという場合が、文献の例として挙げられています。面接が「わかった感じ」で進むのに、日常が動かないときは、このモードの可能性を一つの仮説として持っておくと役に立ちます。
目的論的モード
心の状態を、言葉や心的な表象ではなく、目に見える行動や物理的な結果によって表現・理解しようとするモードです。たとえば、強い苦痛を伝える手段として自傷が用いられる場合が、文献の例として挙げられています。言葉よりも、具体的な行動や対応が返ってくることが、心の証拠と受け取られやすくなります。
見分けるときの注意点
これらのモードは、それ自体が病理ではなく、発達の過程で誰もが通る早期の心の働き方とされています。発達研究では、乳児は前メンタライジングのモードを経て、4歳頃から健康なメンタライジングのモードに入る、と説明されています。大人でも、強い感情や愛着の不安のもとで一時的に現れることがあります。
面接で大切なのは、ラベルを貼ることよりも、「いま、この場面で、心を考える余裕が保たれているか」を観察することです。モードの判断は仮説であり、診断の代わりにはなりません。
MBT(メンタライゼーションに基づく治療)の概要
メンタライゼーションの理論を治療として体系化したのがMBTです。位置づけと基本姿勢を紹介します。
MBTとは:開発の経緯と適用範囲
MBTは、もともと境界性パーソナリティ障害(国内では「境界性パーソナリティ症」と表記されることもあります)の治療のために開発されました。日本メンタライゼーション研究会に掲載されているベイトマン氏のメッセージでは、MBTは境界性パーソナリティ症に有用で、主要なエビデンスに基づく治療法の一つとされています。うつ病、摂食障害、自傷行為のある思春期青年、薬物嗜癖、精神病性疾患への適用も示されている、との説明もあります。開発者自身によるメッセージである点は踏まえておきましょう。
その後、児童(MBT-C)、青年(MBT-A)、家族(MIST)、集団(MBT-G)など、対象に合わせた形も展開されています。支援につながりにくい若者とその支援チームを対象にした AMBIT(2015年の論文では Adolescent Mentalization-Based Integrative Treatment)も、アンナ・フロイト・センター(ロンドン)の研究者らが報告しているアプローチです。個人セッションの形式では、12〜18か月程度で、クライエントの効果的なメンタライジングの促進を図る、と国内の文献に整理されています。
研究で報告されていること
代表的な研究として、ベイトマンとフォナギーによる次の3本がよく引かれます。いずれも American Journal of Psychiatry 誌に掲載されたもので、内容は PubMed の要旨で確認した範囲です。
- 1999年(156巻10号、1563〜1569頁):境界性パーソナリティ障害の患者38名を、精神分析的な志向をもつ部分入院の治療(最長18か月)と標準的な精神科治療に無作為に割り付けた試験。部分入院群で、自殺企図・自傷行為、入院日数、抑うつ症状などに改善がみられたとし、より大きな集団での追試が必要と述べています
- 2008年(165巻5号、631〜638頁):上の試験の参加者41名を、試験開始から8年後(MBT終了から5年後)に追跡した報告。MBT群は自殺傾向や診断基準を満たす割合などで通常治療群より良好だった一方、全般的な社会機能には課題が残ったとしています
- 2009年(166巻12号、1355〜1364頁):134名を対象に、外来でのMBTと構造化臨床管理(SCM)を比べた試験。両群とも改善し、MBT群では自殺企図や入院を含む問題の減り方がより大きかったとしています。著者らは、独立した研究グループによる検証が必要だとも述べています
いずれも開発者自身による研究で、対象、設定、比較条件も異なります。「MBTならこう改善する」と断定するのではなく、「こうした結果が報告されている」という範囲で受け止めてください。
治療者の基本姿勢:不知の姿勢と協働
MBTの治療者に求められるのは、「Not Knowing(不知の姿勢)」を土台に、自分自身も柔軟にメンタライジングしながら、クライエントの体験を一緒に振り返ることだとされています。
国内の文献(韓・興津、2025)では、MBTの介入は共感や支持から始まり、明確化、基本的メンタライジング、解釈的メンタライジング、転移のメンタライジングへと、支持的なものから探索的なものへ段階的に進むと整理されています。
重要なのは、洞察や説明を治療者が一方的に渡すのではなく、二人で一緒に考える作業そのものが、クライエントの心を考える力を支える、という点です。
MBTを実際に行うには
MBTは、体系化された訓練を前提とした治療です。この記事は、MBTの実施方法を示すものではありません。実際に取り組むには、日本メンタライゼーション研究会などが案内する研修、ワークショップ、スーパービジョンを確認してください。同研究会の公式サイトでは、研究会とMBTトレーニング実行委員会を独立した組織として改編すると案内されており、MBTのトレーニングの情報は実行委員会からも発信されています。最新の状況は公式サイトで確認してください。
臨床での使い方:メンタライジング的な問いかけ
MBTを行わなくても、メンタライジングの視点は、日常の面接に取り入れられます。ここでは、考え方と問いかけの例を、編集部が一般化して整理します。文献に定められた定型文ではない点に注意してください。
まず、覚醒度を見る
メンタライジングは、感情が高まりすぎると働きにくくなります。そのため、先に気持ちの強さ(覚醒度)を調整するほうが、問いかけが届きやすくなると考えられています。
感情が高ぶっている最中は、「なぜそう思うの?」と理由を問うより、まず受け止めて、落ち着くまで待つほうが合うことが多いでしょう。理由を問うことが、責められているように響く場合もあります。
問いかけの例(一般化した例)
問いかけの目的は、答えを教えることではなく、心に目を向ける余地を作ることです。たとえば、次のような方向性があります。
- 自分の心に向ける:「そのとき、どんな気持ちが動いていたでしょうか」「いまはどう感じていますか」
- 他者の心に向ける:「その方は、どんなふうに受け取ったかもしれませんね。ほかにはどんな可能性がありそうでしょう」
- 関係に向ける:「いまここで、私の言葉はどのように響きましたか」
- 行動と心をつなぐ:「その行動をとったとき、心の中ではどんなことが起きていたのでしょう」
ポイントは、問いかけに「正しい答え」を想定しないことと、治療者自身が「わからない」という態度を保つことです。相手の心を推測して決めつけると、かえってメンタライジングを止めてしまうことがあります。
モード別の関わりの考え方
具体的な技法は文献や研修で学ぶ必要がありますが、一般的な考え方は次のように整理できます。
- 心的等価モードのとき:確信を正面から否定せず、「そう感じているのですね」と受け止めたうえで、ほかの見方の余地を少しずつ作る
- プリテンド・モードのとき:流暢な説明に付き合い続けず、気持ちや実際の出来事に、やさしく戻る
- 目的論的モードのとき:行動の背後にある気持ちに関心を向け、言葉にする手伝いをする
どれも治療者の落ち着きが前提です。治療者が焦ったり防衛的になったりすると、治療者のメンタライジングも落ちてしまいます。
支援者のメンタライジングを鍛えるには
「メンタライジングの鍛え方」は、クライエント向けの練習法として語られることもありますが、心理職にとってまず大事なのは、支援者自身のメンタライジングを保つ工夫です。たとえば、次のような振り返りが役に立ちます。
- 面接記録に、クライエントの言動だけでなく、そのとき自分に起きた感情や考えも短く書き留める
- 「わかった」と感じた場面で、ほかの理解の可能性を2つ以上挙げてみる
- 自分の覚醒度が上がった場面(焦り、苛立ち、無力感)を特定し、そのとき介入がどう変わったかを見る
- スーパービジョンや事例検討で、自分の理解を他者の視点で揺さぶってもらう
一人で抱えるよりも、チームやスーパーバイザーとともに考えることが、支援者のメンタライジングを支えるという考え方は、AMBIT などのチーム向けのアプローチでも重視されています。
適用するときの注意点
自傷や自殺の危険がある場合、重い人格の問題が疑われる場合などでは、メンタライジング的な問いかけだけで対応するのは適切ではありません。所属先の規程や関係法令を確認し、必要に応じて上司・スーパーバイザー・専門家に相談してください。また、効果を保証するものではありません。
よくある質問
Q. メンタライゼーションとは何ですか?
自分や他者の行動を、背後にある心の状態と結びつけて理解し、意味づける働きです。フォナギーとベイトマンらが、精神分析と愛着理論を土台に発展させました。
Q. メンタライゼーションとメンタライジングは何が違いますか?
日本の文献ではほぼ同じ意味で使われます。概念や理論を指すときは前者、働きを指すときは後者が選ばれることが多いものの、厳密な区別がない文献もあります。
Q. MBTとは何ですか?
メンタライゼーションに基づく治療(Mentalization-Based Treatment)の略です。境界性パーソナリティ障害のために開発され、その後、対象や形式を広げて展開されています。体系的な訓練を前提とした治療です。
Q. 愛着とメンタライゼーションにはどんな関係がありますか?
養育者との安定した愛着と、養育者のメンタライジング的な関わりが、子どものメンタライジングの発達に重要だと考えられています。一方で、愛着が不安定になる場面では、メンタライジングが一時的に落ちやすいとされています。
Q. プリメンタライジング・モードとは何ですか?
メンタライジングが崩れたときに現れる、心的等価、プリテンド、目的論的という3つのモードのことです。それ自体が病理というわけではなく、強い感情のもとで誰にでも起こりうる状態です。
Q. MBTの資格や研修はどこで学べますか?
日本メンタライゼーション研究会が学術集会や研修、ワークショップを案内しており、MBTのトレーニングはMBTトレーニング実行委員会からも案内されています。時期や内容は変わるため、公式サイトで最新の情報を確認してください。心理職の研修全般の探し方は、心理職の研修をオンラインで探す方法も参考にしてください。
まとめ
メンタライゼーションの要点を整理します。
- メンタライゼーションは、自他の行動を心の状態と結びつけて理解する働きで、フォナギーとベイトマンらが愛着理論と精神分析を土台に発展させた概念です
- 愛着や強い感情の影響で、メンタライジングは揺れ動くものであり、崩れたときの姿がプリメンタライジング・モード(心的等価、プリテンド、目的論的)です
- MBTは体系的な訓練を前提とした治療です。一方、メンタライジングの視点は、不知の姿勢と覚醒度への配慮という形で、日常の面接にも取り入れられます
メンタライゼーションは「正しく読み取る技術」ではなく、「心に関心を向け続ける姿勢」です。原典や研修で裏づけを取りながら、自分の面接を振り返る視点として使ってみてください。
参考として、日本メンタライゼーション研究会の公式サイトで、学術集会や研修の最新情報を確認できます。



