心理系大学院の入試対策|院試の勉強法と準備の進め方

心理系大学院の入試対策を、専門科目・統計・英語・研究計画書・面接(口頭試問)・小論文ごとに整理。院試の勉強法と参考書の選び方、いつから始めるか、過去問の入手方法、募集要項の確認点まで解説します。
心理系大学院の入試対策は、「募集要項で試験の形を確かめる」「過去問で出題の癖をつかむ」「研究計画書を早めに書き始める」の3つから始めるのが基本です。試験の科目や形式は大学院ごとに違うため、まず志望校の募集要項で、専門科目・英語・小論文・面接のどれが課されるかを確認します。
この記事では、心理系大学院の入試(いわゆる院試)の全体像を整理したうえで、専門科目、英語、研究計画書、面接(口頭試問)、小論文の対策と、いつから何を始めるかのスケジュール、過去問の入手方法をまとめます。公認心理師や臨床心理士の制度は、厚生労働省と日本臨床心理士資格認定協会の公表内容をもとにしています。
この記事でわかること
- 心理系大学院の入試で課されることが多い科目と、確認する順番
- 院試の勉強法(専門科目・統計・英語・小論文)と参考書の選び方
- 研究計画書・志望理由書と面接(口頭試問)の準備のしかた
- 出願から逆算したスケジュール(いつから始めるか)
- 過去問の入手方法と、募集要項で確認すること
心理系大学院の入試の全体像
心理系大学院の入試は、大学院ごとに科目も配点も違うので、「だいたいこういう形」と決めつけずに、志望校の募集要項で確かめるところから始めます。ここでは、多くの大学院に共通しやすい要素を先に整理します。
- 筆記試験: 専門科目(心理学・臨床心理学)と外国語(英語が多い)が中心です。小論文を課す大学院もあります
- 書類審査: 研究計画書や志望理由書を提出し、筆記試験や面接の資料にされることがあります
- 面接(口頭試問): 研究計画書の内容や、専門知識、志望理由などを口頭で問われます
- 入試の種類: 一般入試のほか、社会人入試、推薦入試、外国語試験の免除や出題形式の違う入試を設けている大学院もあります。実施の有無と条件は、大学院ごとに異なります
出願資格にも違いがあります。大学を卒業していること(卒業見込みを含む)が基本ですが、学校教育法施行規則第155条第1項第8号により、大学院が個別の入学資格審査で大学卒業と同等以上の学力があると認めた22歳以上の人も、入学資格を得られます。この審査を実施するかどうかと手続きは大学院ごとに違うため、募集要項で確認します。また、大学院を経て公認心理師の受験資格を得るルート(公認心理師法第7条第1号)では、大学院の科目に加えて、学部段階で必要な科目を修めて卒業していることが条件です。この制度面は、厚生労働省の公認心理師のページで確認できます。社会人からの進学については、別の記事で詳しく扱っています。
心理系大学院に入るにはどんな試験があるか
多くの大学院で、試験は「筆記」「書類」「面接」の組み合わせです。同じ大学院でも、一般入試と社会人入試、前期日程と後期日程で、課される科目が変わることがあります。
まず確認するのは、次の4点です。
- 出願資格と出願期間
- 試験科目(専門科目の範囲、外国語の種類、小論文の有無)
- 研究計画書などの提出書類と分量の指定
- 試験日程と、合格発表・入学手続きの時期
公認心理師・臨床心理士を目指す場合に先に確認すること
資格を目指すなら、入試対策の前に、志望する大学院が受験資格に対応しているかを確かめます。公認心理師は、厚生労働省が公表している、大学院の科目を開講している大学等の一覧(2026年4月1日時点)で確認できます。臨床心理士は、日本臨床心理士資格認定協会の受験資格のページから、指定大学院(第1種・第2種)と専門職大学院の一覧(PDF)を開けます。同協会によると、2026年4月1日現在、全国で151の大学院が指定を受けています。
大学名そのものはここでは書きませんが、一覧は公式のページで公開されています。「入りやすさ」や倍率の低さだけで選ぶと、あとから資格に必要な科目や実習が足りないとわかることがあるため、資格との関係を先に確認しておくと安心です。
倍率・難易度はどう確かめるか
心理系大学院の倍率や難易度について、全国をまとめた公的な統計はありません。志望校の入試結果(志願者数・受験者数・合格者数)を公表している大学院があるので、公式サイトの入試情報で確認します。募集人員が「若干名」とされている区分は、年度によって合格者数が大きく変わることがあるため、複数年度の結果を見比べると実情がつかみやすくなります。
数字だけで有利・不利を決めず、試験科目が自分に合っているか、研究したいテーマを指導できる教員がいるかとあわせて判断します。
院試の勉強法:専門科目の対策
院試の専門科目は、用語を暗記するだけでなく、論述で自分の言葉で説明できる理解が問われやすい科目です。出題範囲は大学院ごとに違うので、過去問と募集要項で範囲を確かめたうえで進めます。
専門科目で問われやすい範囲
心理系大学院の専門科目では、次のような範囲が出題されることが多いです。
- 心理学の基礎領域: 知覚・認知、学習、発達、社会、人格などの基本的な概念
- 臨床心理学: 心理的アセスメント、心理療法の主要な理論、精神疾患の理解
- 研究法・統計: 心理学研究法、心理統計(検定や推定の考え方など)
出題が「用語の説明」中心か、「論述」中心か、「事例や場面に基づく設問」かは、大学院によって違います。ここが過去問を見る最大の理由です。
専門科目の勉強法
次の流れで進めると、範囲の広い専門科目でも、やることを絞りやすくなります。
- 軸にする概論書を一冊決めて通読し、全体像をつかみます。説明がわかりにくい項目だけ、別の本や事典で補います
- 重要な用語は、ノートやカードに「定義」「関連する理論」「具体例」を書き、短い字数でも説明できるようにします。字数の目安は、過去問の設問の字数に合わせます
- 過去問を、時間を計って書いてみます。書いたものは、指導を受けられる人(学部の教員、院生など)に読んでもらえるとよいです
- 志望校の教員が書いた論文や著書に目を通しておくと、出題の背景がつかみやすくなります
学部で学んでいない領域がある場合は、その領域を後回しにせず、早めに基礎を入れます。
研究法・統計の対策
研究法と心理統計は、専門科目で出題されるだけでなく、研究計画書の「方法」や面接の質問にもつながる分野です。直前に詰め込むのが難しいので、早い時期から少しずつ進めます。
- 実験・調査・面接・観察などの研究法ごとに、何がわかり、何がわからないかを説明できるようにします
- 統計は、平均・分散・相関といった記述統計から、t検定・分散分析などの推測統計へ順に進めます。計算の手順よりも、どんな問いにどの方法を使うかを言葉で説明できることを重視します
- 信頼性・妥当性、独立変数と従属変数など、研究計画書でも使う用語は特にていねいに整理します
心理系大学院の参考書の選び方
参考書は、特定の一冊が正解というより、役割ごとにそろえて使い分けると迷いにくくなります。
- 概論書: 心理学全体を見渡せるもの。大学の授業で教科書として使われているものから選ぶと、範囲の偏りが少なくなります
- 用語集・事典: 用語の定義を確かめるためのもの。論述の答案を書くときの裏づけに使います
- 院試向けの問題集: 論述の練習用。志望校の過去問と形式が近いかを見て選びます
- 心理英語の教材: 心理学の英文と専門用語に慣れるためのもの
買う前に、目次で志望校の出題範囲をカバーしているか、刊行年が新しいか(診断基準や制度の記述が古くないか)を確かめます。
院試は独学で準備できるか
独学でも準備はできます。募集要項と過去問で出題の形をつかみ、自分の答案のどこが足りないかを自分で見つけられれば、勉強の大部分は一人で進められます。
一方で、論述の答案や研究計画書は、自分では論理の飛びに気づきにくいものです。学部の指導教員やゼミの先生、大学院の説明会・個別相談など、第三者に見てもらえる機会を早めに探しておきます。外部の講座や添削を使うかどうかは、独学では補いにくい部分があるかで判断します。
院試の英語対策:何が出て、どう準備するか
心理系の院試の英語は、日常会話ではなく、心理学の英文を読んで日本語にする力を問うタイプが多いです。ただし、英語を課さない大学院や、外部試験のスコアで代える大学院もあるため、これも募集要項で確認します。
英語の出題形式の例
- 心理学の論文や専門書の英文を和訳する
- 英文を読んで、要約や内容説明を日本語で書く
- 専門用語の意味を問う設問が含まれる
英語の外部試験(民間の検定試験など)のスコアを提出させ、筆記の英語に代える、または加点する大学院もあります。対象になる試験の種類、スコアの有効期限、提出の締め切りは大学院ごとに違います。スコアを使う場合は受験日から結果が出るまでに時間がかかるので、出願に間に合う日程で受けておきます。
英語の勉強法
心理学の英文には、一般的な単語とは違う意味で使われる専門用語(テクニカルターム)が出てきます。そのため、一般の英語力に加えて、心理学の用語に慣れておくことが大切です。
- 心理学の英語用の単語集や長文集を一冊選び、繰り返します
- 心理学の英語論文の概要(アブストラクト)を、短時間でも毎日読み、内容を日本語で説明する練習をします
- 文法や構文に自信がなければ、高校レベルの復習に戻ります
- 過去問は、辞書の持ち込みの可否など本番と同じ条件で、時間を計って解きます
専門科目で出てくる用語を英語でも覚えておくと、専門科目と英語の勉強を同時に進められます。
研究計画書の書き方:入試対策で早めに着手したい部分
研究計画書は、多くの心理系大学院で提出が求められ、面接でもその内容が質問の中心になりやすい書類です。先行研究を読む時間が必要なので、筆記の勉強と並行して早めに書き始めます。分量や書式は大学院ごとに指定され、「1,600字程度」のように字数を決めるところもあれば、所定の用紙に収めるところもあるので、募集要項の指示に従います。
研究計画書に書くこと
研究計画書は、一般に次の要素で組み立てます。
- 研究の背景と問題: なぜこのテーマが重要か。先行研究では何が明らかになっていて、何が未解決か
- 目的と仮説・リサーチクエスチョン: この研究で何を明らかにしたいか
- 方法: 対象、手続き、測定や分析の方法。調査か、面接か、事例の検討か
- 見込まれる意義と限界: 結果が何につながるか。どこまでしか言えないか
- 引用文献: 読んだ先行研究を、指定された書式で示す
資格を目指す人の場合は、臨床の現場に関する関心が出発点になることが多いです。そのときは、「関心」を「研究できる問い」に言い換える作業が必要になります。たとえば「不登校の子どもを支援したい」という関心は、「何を、誰に、どう調べるか」まで具体化して、はじめて研究計画になります。
研究計画書を書く手順
- 関心のあるテーマについて、まず先行研究を複数読み、何がわかっていて何がわかっていないかを整理します。読む本数に決まりはありません
- 志望校の教員がどんな研究をしているかを、論文や大学の教員紹介のページで調べ、自分のテーマとの接点を考えます
- 一度、字数を気にせず書き出し、そのあとで指定の分量に整えます
- 学部の教員や、大学院の説明会・個別相談の機会があれば、早めに見てもらいます
研究計画書を提出しない大学院や、提出しても入試では参考扱いにとどまる大学院もあります。その場合も、面接で研究の関心を聞かれるので、考えをまとめておく価値はあります。
志望理由書の書き方
志望理由書を別に求める大学院もあります。研究計画書と内容がずれていると面接で突っ込まれやすいので、二つを並べて読んだときに一本の筋が通るように書きます。
- なぜ心理学(臨床心理学)を大学院で学びたいのか。きっかけは、個人の事情を詳しく書くより、そこから生まれた問題意識を中心にします
- なぜこの大学院なのか。教員の研究領域、カリキュラム、実習の環境など、その大学院でなければならない理由を具体的に書きます
- 大学院で何を研究し、修了後にどう生かしたいか。研究計画書のテーマと、将来の進路をつなげます
教員への事前の連絡について
志望する研究室の教員に、出願前に連絡や面談を求める大学院もあれば、受験生からの個別の連絡を受け付けていない大学院もあります。まず募集要項や大学院の案内で、事前相談の扱いを確認します。説明会や個別相談の機会が用意されている場合は、そこで質問するのが確実です。連絡するときは、自分の研究の関心と聞きたいことを短くまとめて伝えます。
心理系大学院の面接(口頭試問)対策
面接では、研究計画書の内容、志望理由、専門知識の基礎が確認されることが多いです。口頭試問と呼ばれる形式では、専門的な内容を口頭で説明する力が見られることがあります。形式は大学院ごとに違い、募集要項で触れられていないこともあります。
面接で聞かれやすいこと
- 志望理由: なぜこの大学院か、なぜ心理学(臨床心理学)を学びたいのか
- 研究計画書の内容: 目的、方法、先行研究との関係。計画の弱いところを突かれることもあります
- 専門知識: 研究計画書に関連する理論や概念の説明
- 修了後の進路: どんな領域で、どのように働きたいか
- 学び方や生活面: 学費の見通し、通学や実習の両立など。社会人の場合は、仕事との両立の見通し
面接の準備のしかた
- 想定される質問を書き出し、声に出して答える練習をします。文章を丸暗記するのではなく、要点を話せるようにします
- 研究計画書の弱点(方法の限界、対象の偏りなど)を自分で洗い出し、聞かれたらどう答えるかを考えます
- 録音や録画をして聞き返すと、話の長さや間の取り方に気づけます
- 答えがわからない質問が出たときは、知っている範囲で誠実に答え、無理に作り話をしないことが基本です
面接では、知識だけでなく、研究や臨床に向かう姿勢、周囲と協力して学べるかといった点も見られることがあります。
心理系大学院の小論文対策
小論文を課す大学院は、一部に限られます。課す場合は、社会人入試や推薦入試など特定の入試区分で出題されることがあります。出題の方向(心理学の専門的な内容か、一般的なテーマか)は、過去問で確かめます。
- 設問を読み、何を問われているかを一文で言い換えてから書き始めます
- 構成は、主張、理由、具体例、まとめの順にします
- 字数制限と制限時間に合わせて、時間内に書き切る練習をします
- 書いたものは第三者に読んでもらい、論理の飛びがないかを確認します
専門科目の論述と練習が重なる部分が多いので、同じ時期にまとめて練習できます。
心理系大学院の入試スケジュール:いつから始めるか
「何か月前から」と決まった正解はありません。出願時期と試験科目から逆算して、準備の期間を決めます。ここでは、考え方の流れだけを示します。
出願から逆算する考え方
- 試験日程を確認します。大学院によっては、夏から秋にかけての入試と、冬から春にかけての入試があり、複数回の日程を設けるところもあります
- 出願期間と、研究計画書の提出日を確認します。書類の準備は、筆記の勉強と同時に進める必要があります
- 説明会や個別相談の日程を調べます。早い時期に開かれることが多いため、見逃さないようにします
- 筆記対策の期間は、試験科目の量と、いまの学力によって変わります。学部で心理学を専攻したか、他の分野から進むかでも違います
準備の進め方の目安
次の順で動くと、抜けが出にくくなります。ここで示すのは考え方の例で、期間の長さは人によって違います。
- 早い時期: 志望校の候補を絞り、募集要項と過去問を入手します。概論書の通読と、英語の基礎固めを始めます
- 中ごろ: 研究計画書の素案を書きます。専門科目の用語整理と、過去問の演習を進めます
- 出願前: 研究計画書を仕上げ、第三者に読んでもらいます。出願書類をそろえます
- 試験前: 過去問を時間を計って解き、面接の練習をします
1日に何時間勉強すればよいかという公的な基準もありません。時間数で決めるより、「過去問の論述を時間内に書き切れるか」「英文を辞書の条件どおりに訳せるか」「研究計画書を第三者に説明できるか」といった、試験までに仕上げたいものから逆算して、残りの作業量を見積もるほうが現実的です。
学部の途中から準備を始めるなら、卒業研究や実習と両立する計画を立てます。社会人や他分野からの進学では、学部で必要な科目を満たすために、より長い準備期間が必要になることがあります。
心理系大学院の過去問の入手方法
過去問は、出題の形式や難しさ、時間配分をつかむために、最初に見ておきたい資料です。入手の方法は大学院ごとに違います。
- 大学院の公式サイトや入試案内のページで、過去の入試問題を公開している場合があります
- 大学院の事務室(入試担当)に、閲覧や配布の方法を問い合わせます。来校して閲覧する形式や、郵送で請求する形式があります
- 説明会や個別相談の場で、配布されたり、閲覧できたりすることがあります
過去問を入手したら、年度ごとの出題の傾向(論述か用語か、事例問題の有無、英文の長さ)を整理します。公開される過去問の年数や範囲は、大学院によってまちまちです。
過去問が入手できない場合は、公開されている授業のシラバスや教員の専門分野から出題の範囲を推し量り、ほかの大学院の過去問で似た形式の練習をします。
入試対策で確認する募集要項のチェックリスト
最後に、出願前に必ず見直したい項目をまとめます。募集要項は年度ごとに変わることがあるため、前年度のものではなく、最新のものを確認します。
- 出願資格(卒業見込みでも出せるか、個別審査はあるか)
- 入試の種類と、実施の有無(一般、社会人、推薦、外国語の扱い)
- 試験科目と配点、出題範囲、辞書の使用可否
- 英語の外部試験スコアの扱い(使えるか、対象の試験、有効期限)
- 研究計画書・志望理由書などの提出書類の様式と字数
- 教員への事前相談の扱い(必要か、受け付けていないか)
- 試験日、合格発表日、入学手続きの期限
- 検定料と、入学後の学費
- 資格取得への対応(公認心理師・臨床心理士の受験資格に必要な科目と実習があるか)
不明点は、大学院の事務室や、説明会・個別相談で直接たずねます。
よくある質問
Q. 心理系大学院の入試対策はいつから始めればいいですか。
全員に当てはまる決まった時期はありません。まず志望校の募集要項で日程を確認し、研究計画書の提出日と筆記試験の日から、必要な準備期間を割り出します。他分野から進む人は、学部の科目を満たすための期間も考えます。
Q. 心理系大学院の入試は独学でも合格できますか。
独学でも準備はできます。募集要項と過去問で出題の形をつかみ、概論書・用語集・心理英語の教材で勉強を進めれば、多くの部分は一人で進められます。論述の答案と研究計画書は自分では弱点に気づきにくいので、学部の教員や説明会・個別相談など、第三者に見てもらえる機会を確保しておくと安心です。
Q. 研究計画書は必ず必要ですか。
大学院によって違います。提出が必須の大学院が多い一方、入試区分によっては求めないところもあります。提出がなくても、面接で研究の関心を聞かれることがあるため、考えは整理しておきます。
Q. 心理系の大学院の面接(口頭試問)では何を聞かれますか。
志望理由、研究計画書の内容、基礎的な専門知識、修了後の進路が中心です。社会人の場合は、仕事と学業・実習の両立の見通しを聞かれることもあります。形式は大学院ごとに違うため、募集要項や説明会で確認します。
Q. 過去問はどうやって手に入れますか。
大学院の公式サイトで公開されていることがあります。公開されていなければ、事務室への問い合わせや、説明会・個別相談で閲覧・入手できるか確認します。公開の範囲は大学院ごとに異なります。
Q. 英語が苦手でも心理系大学院に入れますか。
英語を課さない大学院や、英語の外部試験のスコアで代える大学院、英語の配点が小さい大学院もあります。一方、英語を課す大学院では、専門用語に慣れる対策が必要です。志望校の入試科目を確認したうえで、必要な期間を見積もります。
まとめ:心理系大学院の入試対策は募集要項の確認から
心理系大学院の入試対策は、大学院ごとの違いが大きいので、志望校の募集要項と過去問を起点に進めます。
- 試験の形(専門科目・英語・小論文・面接の有無)は募集要項と過去問で確かめ、出願から逆算してスケジュールを組む
- 専門科目は概論書の通読と論述練習、英語は心理学の英文への慣れ、研究計画書は先行研究を読んでテーマを絞ることが中心になる
- 面接(口頭試問)は研究計画書を軸に準備し、資格を目指す場合は公認心理師・臨床心理士の受験資格への対応も事前に確認する
入試の形が違っても、研究計画書を軸に考えを深めておくことは、どの大学院でも役に立ちます。募集要項を手元に置きながら、一つずつ準備を進めてください。



